税務コンプライアンス向上の取り組み
税務コンプライアンス向上の取り組みについてご案内します。
税務コンプライアンス自主点検チェックシートについて
税務コンプライアンスの概要
法人会で作成した「自主点検チェックシート」により、企業自らが内部統制面や、経理面の質的向上に向け自主点検を行い、これを通じて企業の税務コンプライアンスの向上を図り、企業の成長をめざし、ひいては税務リスクの軽減にもつながることを期待するものです。
法人会では、企業の成長や税務リスクの軽減のために、『自主点検チェックシート』により、内部統制面や経理面に関して、企業の皆様自らが自主点検していただくことをお勧めしています。
売上を増やし利益を上げることはもちろんですが、内部統制の強化や経理の質を上げることも、企業を成長させるためには実は重要な要素です。
入出金が適切に管理されたり、内部の不正行為が未然に防止できれば、結果的に企業の成長につながることになりますが、内部統制や経理面がしっかりできていない場合には、売掛金が回収できなくなったり、重要書類を紛失してしまい、これを悪用される恐れがでてきたりするなど、経営上の大きな問題を引き起こすこともあります。
法人会では、内部統制面や経理面での多岐にわたる項目を企業の皆様自らが簡単にチェックできるように整理した『自主点検チェックシート』を作成しましたので、この使い方を下記にて簡単に説明いたします。
自主点検チェックシート/自主点検ガイドブックの説明
まず初めに、下記より『自主点検チェックシート』と『自主点検ガイドブック』をダウンロードして印刷してください。
下記の希望のダウンロードファイルを右クリックし「対象をファイルに保存」もしくは「名前を付けてリンク先を保存」でダウンロードして下さい。
自主点検チェックシート | 自主点検ガイドブック |
それでは、『自主点検チェックシート』の1頁をご覧ください。ここには「自主点検の流れ」を記載しています。 まず、経理担当者などが点検担当者となって、2頁以降にあります「点検項目」について、自らの企業の状況を○×でチェックします。
点検結果が「×」であった項目については、その内容を9頁にある「点検結果記入表」に記入し、代表者に報告します。
代表者は報告された点検結果に基づき、今後の改善方針を決めます。
なお、自社に該当のない項目や、税理士さん等が確認している項目については、○×をつける必要はありません。
2頁のチェック表には、点検欄を4列設けていますが、四半期に1度チェックをするというものではありません。企業の規模や経理の体制によっては、毎月チェックすることもあるでしょうし、年1回かもしれません。皆様の実情に合わせて使用してください。
次に、『自主点検ガイドブック』の1頁をご覧ください。
ここには、今ご説明した『自主点検チェックシート』の具体的な記入方法とその流れを記載しています。
また、2頁以降には、それぞれの「点検項目」について、「具体的な点検内容」と、その点検がどう役立つのかという「解説」を記載しています。
チェックシートの点検項目がどういう意味かよくわからない時など、このガイドブックを参考にしてください。
以上、簡単に自主点検の方法についてご説明しましたが、この取組は企業自らが自主点検することを通じて、税務コンプライアンスを向上させ、自社の成長をめざし、ひいては税務リスクの軽減にもつながることを期待するものです。
また、内部統制や経理水準が向上し、適正な申告が図られる企業については、結果として税務調査で指摘を受ける事項の減少や調査の対象から除かれることに繋がることも法人会としては期待しているところです。
ぜひ『自主点検チェックシート』をご活用いただき、皆様の企業が、より成長するための一助にしていただければ幸いです。
本年から、より簡単にチェックできる入門編もできましたので、ご利用下さい。
自主点検(入門編)チェックシート | 自主点検(入門編)ガイドブック |
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